プランB英語教育 〜 ミラクルメソッドの考え方
本屋さんに行けば、さまざまなレベルの生徒に対して、さまざまな教材や学習参考書があります。
でも、これらの教材はうまく機能しているのでしょうか?
トップページにも掲載しましたが、下記のベネッセの統計を見ると、機能しているとは言いにくいと思います。
- (1)英語は2 番目に嫌いな科目:中学生の英語「好き」な順番は9 教科中8 番目、
- (2)過半数の中学生が授業についてゆけていない:「英語授業が70%以上わかっている」生徒は全体の40%、
- (3)最大のつまづき要因は
- 一位が「文法が理解できない」(全体の78.6%)
- 二位が「テストで思うような点が取れない」(72.7%)
- 三位が「英語の文を書くのが難しい」(72.0%)、
- (4)「英語が苦手」と答えた生徒の78%が、中1 後半期までに英語が苦手になっている、
※ベネッセ教育開発センターが全国の中学2 年生に対して1月の時点で行った調査 『第一回中学校英語に関する調査報告書』(酒井,2010)
実際、英語に困っている子供を持つ親はもっと切実で、何か良い教材が無いかと必死で探しておられます。なぜ、本屋さんにある教材はそのような子供たちに機能しないのでしょうか?
中学生や高校生のための教材は、それが優秀なお子様向けであっても、そうでないお子様向けであっても一つの共通点があります。それは、文科省の学習指導要領に沿っている、という点です。学校で使う教科書から市販の学習参考書まで多くの教材が同じことを考えながら、すなわち(あたり前ですが)学習指導要領に従いながら作られています。そして市場にあふれています。
この学習指導要領に沿った方式が、実は、一部の苦手な子供達にはうまく働かないのです。
たとえば、アルファベットを覚えさせる順番は、abcde..ですよね?この覚え方は、勉強の出来ない子が英語の読み書きを身につけようとしたときには、とても難しい覚え方なのです。ミラクルメソッド方式cdgqaを使えば、あっというまに覚えられます。
そこで私達は考えました。つまり文科省学習指導要領ではなく「ミラクルメソッド」に基づいた教材を作ってみよう、と。
こんな、へんてこな教え方をする学習参考書は無いですね。でも見る人が見れば、価値を分かって貰えると思うのです。文科省の学習指導要領ではうまく働かない子供達用の教材です。
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ところで小学生向けの教材はどうでしょうか?
小学生教材もまた市場にあふれています。学習指導要領の「しばり」が無いので、自由な発想で多くのすばらしい教材がたくさんあります。ただ、これらの教材にも別の問題点があります。中学校からの学習指導要領の英語に移行しにくいのです。あまりにも教える内容に落差(ギャップ)があり、試験英語、受験英語の力には結びついていかないのです。
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文科省の学習指導要領で私も学びましたし、私自身は英語が大得意だったので学習指導要領の内容に一切不満はありません。でも英語に困った子供たち、中学校の定期テストで白紙に近い答案用紙を前に途方に暮れている生徒さんを見た時、何かできないものか、と思いました。
ミラクルメソッドシリーズは、文科省学習指導要領から少しはずれるかもしれませんが、
ユニークなアプローチで「おもしろく」「分かりやすい」英語教育を提案します。
私達は、この教育をプランB 英語教育と呼んでいます。
*プランAとは:本来の計画・方法、ここでは文科省学習指導要領に沿った教育
**プランBとは:プランAがうまく行かなかった場合のための計画・方法