(英語が苦手な中学生)英語に落ちこぼれると何が起きる?

お子さまが「英語に落ちこぼれる」と、子どもと保護者の両方にとって大きなストレスになります。

とくに中学生にとって、英語に落ちこぼれるということは、先生の「理解不能」な話を聞き続け、意味不明の言葉を「呪文」のように覚えて唱え、さらに、つづり字の仕組みもよく分からず「単語」を正確に覚えないと、テストの点が悲惨なことになります。

そこで何とか暗記を試みますが、テスト前の単語暗記ほど他教科の足をひっぱるものはありません。

さらに、保護者の方々はといえば、お子様の英語のつまずきを見ると、そのお子様の将来がまるで失われてしまったかのように反応される方々も多いのです。志望大学や入社希望の企業の門戸が閉ざされてしまった、とか、社会に出たときに大きなハンディになるのでは、と嘆き悲しまれます。

中学生の段階で親にそのように思われてしまうと、お子様としても辛い気持ちになります。

英語という教科は、親にとっても子供にとっても大きな悩みの種なのです。

猛烈な眠気との戦い

さらにまずいことは、「英語音声」を聞くと猛烈な眠気におそわれるようになることです。授業中、先生が教科書を音読している間に、あるいはリスニングテストの真っ最中に、自分でも気がつかない間に寝落ちているということが起こります。まるで脳が英語を拒否っているかのような現象です。

実はこれ、本当に脳が拒否しているのかもしれません。英語嫌いであればあるほど、脳は、その「嫌いな」音を排除しようとしても不思議ではありません。逃げられないなら意識をなくしてしまおう、という試みです。

それではどうすれば良いのでしょうか?

苦手な英語を克服する方法

ポイントは2つあります。

・1つは「英語音声」を聞くことが「楽しい」「おもしろい」と感じる経験を増やすことです。

・もう1つは、英語を「読む力」を強化することです。

この2つのポイント、実は大脳の言語中枢を活性化することと関係しています。私たちが「英語脳」と呼んでいる脳の状態に近づけるための方法です。

「英語音声」を聞く場合、「感覚性言語中枢」が刺激されます。

「英語を読む」場合、「運動性言語中枢」が刺激されます。

先ほどにも触れましたが、英語に対する言語中枢が開発されていなければ、英語はただの耳障りな「雑音」となってしまい、英語が嫌いなお子様ほど英語音を聞くと脳が拒否し眠気に襲われてしてしまう、という現象が起こります。英語音が脳に作用し一種の”睡眠薬”になるのです。

英語の苦手を克服するためには、「感覚性言語中枢」と「運動性言語中枢」の両方を刺激し、「英語」のための言語中枢を開発していく必要があリます。

スポーツでも使っていない筋肉を訓練することでそれまでできなかった動きができるようになります。英語も同じです。それまで使ってこなかった大脳部分(言語中枢)を開発すると「英語の苦手」を克服することができます。

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まず最初のポイントである「英語音声」を聞くことが「楽しい」「おもしろい」と感じる経験をすることですが、そのための教材としては現在無料でお配りしている【ミラクルメソッド英単語暗記大作戦】(対象年齢:小学3年生〜中学2年生)が最適です。

ローマ字音・カタカナ音と英語音を聞き分けるクイズ、「耳トレ(ーニング)」クイズなどは、まさに英語用言語中枢を開発するための「聞き分け」ドリルとなっていますが、同時に、クイズ形式になっているので英語を聞くことが「楽しい」「おもしろい」と感じる内容となっています。

もともと「ローマ字読み脱出トラの巻」をベースに作った教材ですので、「ローマ字読み」から脱出し、英語音を聞いたり読んだり書いたりするための内容が満載です。

さらに英語音に慣れてきたら、英語ビデオを見てみるのも一つの方法です。

例えばミラクルメソッド・シリーズのナレーターであるジャシュア先生のビデオ、こちらをご覧になってください。何を言っているのか分からない、と途中で止めずに最後まで見ましょう。

anotherという、ちょっと高度な英単語の使い方が何となく分かりましたでしょうか?

英語は「言葉」です。英語音声を言葉として捉えられるように「脳」を少しづつ変えていくことが大事です。

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次に、英語の「読む力」の強化ですが、英語専用の「運動性言語中枢」を開発するためには、英語を正確な発音で「話す」必要があります。すなわち「英語音」を意識して口を動かし、発音する必要があります。ローマ字読み、カタカナ読みを使って声に出してしまうと大脳は「日本語」と勘違いして、英語用の言語中枢を開発することができなくなります。

そのための教材としては「ミラクルメソッド英単語1200」が最適です。この教材は「運動性言語中枢」を開発するため発音に徹底的にこだわって製作しました。正確な発音を身につけられるよう、発音の構造、種類、発音の仕方などが詳しく解説してあります。発音を身につけながら英単語のつづり字を覚えていく教材となっています。

CDと一緒に自分の口を動かし発音を「作り」ます。

英語が本当に苦手なお子さまには、ぜひ試してみてほしい教材です。

プランB英語教育 〜 ミラクルメソッドの考え方

本屋さんに行けば、さまざまなレベルの生徒に対して、さまざまな教材や学習参考書があります。

でも、これらの教材はうまく機能しているのでしょうか?

トップページにも掲載しましたが、下記のベネッセの統計を見ると、機能しているとは言いにくいと思います。

  • (1)英語は2 番目に嫌いな科目:中学生の英語「好き」な順番は9 教科中8 番目、
  • (2)過半数の中学生が授業についてゆけていない:「英語授業が70%以上わかっている」生徒は全体の40%、
  • (3)最大のつまづき要因は
    • 一位が「文法が理解できない」(全体の78.6%)
    • 二位が「テストで思うような点が取れない」(72.7%)
    • 三位が「英語の文を書くのが難しい」(72.0%)、
  • (4)「英語が苦手」と答えた生徒の78%が、中1 後半期までに英語が苦手になっている、

※ベネッセ教育開発センターが全国の中学2 年生に対して1月の時点で行った調査 『第一回中学校英語に関する調査報告書』(酒井,2010)

実際、英語に困っている子供を持つ親はもっと切実で、何か良い教材が無いかと必死で探しておられます。なぜ、本屋さんにある教材はそのような子供たちに機能しないのでしょうか?

中学生や高校生のための教材は、それが優秀なお子様向けであっても、そうでないお子様向けであっても一つの共通点があります。それは、文科省の学習指導要領に沿っている、という点です。学校で使う教科書から市販の学習参考書まで多くの教材が同じことを考えながら、すなわち(あたり前ですが)学習指導要領に従いながら作られています。そして市場にあふれています。

この学習指導要領に沿った方式が、実は、一部の苦手な子供達にはうまく働かないのです。

たとえば、アルファベットを覚えさせる順番は、abcde..ですよね?この覚え方は、勉強の出来ない子が英語の読み書きを身につけようとしたときには、とても難しい覚え方なのです。ミラクルメソッド方式cdgqaを使えば、あっというまに覚えられます。

そこで私達は考えました。つまり文科省学習指導要領ではなく「ミラクルメソッド」に基づいた教材を作ってみよう、と。
こんな、へんてこな教え方をする学習参考書は無いですね。でも見る人が見れば、価値を分かって貰えると思うのです。文科省の学習指導要領ではうまく働かない子供達用の教材です。

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ところで小学生向けの教材はどうでしょうか?

小学生教材もまた市場にあふれています。学習指導要領の「しばり」が無いので、自由な発想で多くのすばらしい教材がたくさんあります。ただ、これらの教材にも別の問題点があります。中学校からの学習指導要領の英語に移行しにくいのです。あまりにも教える内容に落差(ギャップ)があり、試験英語、受験英語の力には結びついていかないのです。

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文科省の学習指導要領で私も学びましたし、私自身は英語が大得意だったので学習指導要領の内容に一切不満はありません。でも英語に困った子供たち、中学校の定期テストで白紙に近い答案用紙を前に途方に暮れている生徒さんを見た時、何かできないものか、と思いました。

ミラクルメソッドシリーズは、文科省学習指導要領から少しはずれるかもしれませんが、
ユニークなアプローチで「おもしろく」「分かりやすい」英語教育を提案します。
私達は、この教育をプランB
 英語教育と呼んでいます。

PlanB_concept1

*プランAとは:本来の計画・方法、ここでは文科省学習指導要領に沿った教育

**プランBとは:プランAがうまく行かなかった場合のための計画・方法